海援隊約規

凡|(カツ)テ本藩ヲ脱スル者及佗藩ヲ脱スル者 海外ノ志アル者此隊ニ入ル |運‐輸(ウンユ) |射‐利(シヤリ) |開‐柘(カイセキ)[#「開‐柘」の左に「ヒラキ」のルビ] |投‐機(トウキ) 本藩ノ応援(ヲウエン)[#「応援」の左に「タスケ」のルビ]ヲ為スヲ以テ主トス 今後(コンゴ)自他(ジタ)ニ論ナク其志ニ(シタガウ)(エラン)(イル)[#レ]之[#(ニ)]。 凡隊中ノ事 一切隊長ノ処分(シヨブン)[#「処分」の左に「シヨチノコト」のルビ]ニ任ス 敢テ或ハ違背(イハイ)スル勿レ (モシ)暴乱(ボウラン)事ヲ(ヤブ)リ (モウ)[#「妄」の左に「ミダリ」のルビ]謬害(リヤウガイ)(ヒク)ニ至テハ 隊長其|死活(シクハツ)(セイ)スルモ亦|(ユル)

     
 

海援隊約規

ス凡隊中|患難(クハンナン)相救(アヒスクヒ)困厄(コンヤク)相護(アヒマモ)義気(ギキ)相|(セメ)条理(ヂヤウリ)相糺(アヒタダシ) 若クハ独断(ドクダン)果激(クハゲキ)儕輩(サイハイ)[#「儕輩」の左に「トモガラ」のルビ]ノ(サマタゲ)ヲ成シ 若クハ儕輩(サイハイ)相推(アヒオ)シ (ジヨウジ)[#レ](イキホヒニ)テ他人ノ(サマタゲ)ヲ為ス 是|(モツトモ)(ツヽシ)ム 可キ所 (アヘ)テ (アルヒハ)(オカ)

     

海援隊約規

ス勿レ 凡隊中|修(シユウギヤウ)(ブンクハ) |政‐法(セイホウ) |火‐技(クハギ) |航‐海(カウカイ) |※[#「さんずい+氣」、第4水準2-79-6]‐機(キキ) |語‐学(ゴガク)等ノ如キ 其志ニ(シタガウ)(トル)[#レ]之[#(ヲ)] 互ニ相|勉励(ベンレイ) 敢テ或ハ(オコタ)ルコト勿レ 凡隊中|所費(シヨヒ)[#「所費」の左に「ツイヤストコロ」のルビ]ノ銭糧(センリヤウ)其|自営(ジエイ)ノ功ニ取ル亦互ニ相|分配(ブンハイ)[#「分配」の左に「クバル」のルビ]シ 私スル所アル勿レ 若|(アゲテ)[#レ](コトヲ)(ヨウ)()()[#レ](タラ) 或ハ学料(ガクリヤウ)欠乏(ケツボウ)(イタ)ストキハ隊長|建議(ケンギ)シ 出(シユツキ)官ノ給(キウベン)()ツ右五|(ソク)

海援隊約規


底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
   2003(平成15)年12月10日第1刷発行
   2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※表題は底本では、約規(ヤツキ)」となっています。
※手書き文書の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年7月25日作成
2011年6月17日修正
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